性病の症状一覧|男女別・部位別にわかりやすく解説
この記事では、主な性病の種類と症状を男女別・部位別にわかりやすくまとめています。「もしかして…」と不安を感じている方は、まずこのページで症状を確認してみてください。症状の有無にかかわらず、心当たりがある場合は早めに検査を受けることをおすすめします。
【この記事でわかること】
- 主な性病の種類と特徴
- 男女別・部位別の症状の違い
- 無症状でも感染している可能性がある性病
- 症状が出たときに最初にすべき行動
1. 性病とは?基本をおさえておこう
性病(性感染症・STD/STI)とは、主に性行為を通じて感染する病気の総称です。近年は「性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)」という呼び方が一般的になっています。
日本では梅毒の感染者数が急増しており、2023年には過去最多を更新しました。クラミジアも依然として感染者数が多く、若い世代を中心に広がっています。性病は決して「自分には関係ない」とは言えない、身近な感染症です。
重要:性病は症状がなくても感染・感染させているケースが多くあります。「症状がないから大丈夫」とは言えないのが性病の怖いところです。
2. 性病の種類と主な症状一覧
代表的な性病の症状をまとめました。ただし、症状は個人差が大きく、必ずしも以下の通りになるわけではありません。
| 性病の種類 | 主な症状 | 無症状の割合 | 感染経路 |
|---|---|---|---|
| クラミジア | おりもの・分泌物の変化、排尿時の痛み、下腹部痛 | 女性約70% 男性約50% |
性行為・オーラルセックス |
| 梅毒 | 初期:しこり・潰瘍。第二期:全身の発疹 | 初期は見逃しやすい | 性行為・粘膜接触 |
| 淋病(淋菌) | 膿のような分泌物、強い排尿時の痛み | 女性は比較的多い | 性行為・オーラルセックス |
| ヘルペス(HSV) | 水疱・潰瘍、強い痛み・かゆみ | 初感染後は 再発を繰り返す |
皮膚・粘膜の接触 |
| HPV(尖圭コンジローマ) | イボ状のできもの(性器・肛門周辺) | 多くは無症状 | 性行為・皮膚接触 |
| トリコモナス | 黄緑色のおりもの、強いかゆみ・悪臭 | 男性はほぼ無症状 | 性行為 |
| HIV | 初期:発熱・倦怠感(数週間で消失) | 長期間無症状 のことも |
血液・体液 |
| B型肝炎 | 発熱・黄疸・倦怠感 | 急性期は 無症状のことも |
血液・性行為 |
📌 上記はあくまで一般的な症状です。自己判断は危険ですので、気になる症状がある場合は必ず医療機関を受診してください。
3. 男性に多い症状
男性の場合、症状が比較的わかりやすく出ることがありますが、クラミジアのように無症状のケースも多くあります。
陰茎・尿道の症状
- 排尿時の痛み・灼熱感(淋病・クラミジアに多い)
- 尿道からの分泌物・膿(淋病では特に顕著)
- 尿道口の赤み・はれ
性器周辺の症状
- 水疱・潰瘍・ただれ(ヘルペス・梅毒)
- イボ状のできもの(尖圭コンジローマ)
- しこり・リンパ節の腫れ(梅毒の初期)
全身症状
- 発熱・倦怠感・頭痛(梅毒第二期・HIV初期)
- 手のひら・足の裏の発疹(梅毒の特徴的な症状)
男性の注意点:クラミジアは男性の約50%が無症状です。症状がなくてもパートナーに感染させているケースがあります。定期的な検査が重要です。
4. 女性に多い症状
女性は男性よりも無症状の割合が高く、気づかないまま感染が進行するケースが多いため特に注意が必要です。
おりもの・分泌物の変化
- 量が急に増えた(クラミジア・トリコモナス)
- 色が黄色・黄緑色に変化した(淋病・トリコモナス)
- 悪臭を伴う(トリコモナス・細菌性腟炎)
性器・腟周辺の症状
- かゆみ・灼熱感(ヘルペス・トリコモナス)
- 水疱・潰瘍・ただれ(ヘルペス・梅毒)
- イボ状のできもの(尖圭コンジローマ)
下腹部・骨盤の症状
- 下腹部痛・骨盤痛(クラミジア・淋病が進行した場合)
- 性交時の痛み
- 不正出血(クラミジアが子宮頸管に感染した場合)
女性の注意点:クラミジアは女性の約70%が無症状です。放置すると卵管炎・骨盤腹膜炎に進行し、不妊の原因になることがあります。症状がなくても定期検査が大切です。
5. 無症状でも要注意な性病
「症状がないから感染していない」とは言えません。以下の性病は特に無症状の割合が高く、気づかないうちに感染が広がります。
| 性病 | 無症状の目安 | 放置した場合のリスク |
|---|---|---|
| クラミジア | 女性:約70%、男性:約50% | 不妊・子宮外妊娠・骨盤腹膜炎 |
| HIV | 初期症状後は数年〜10年以上無症状 | エイズ(AIDS)への進行 |
| B型肝炎 | 急性期:約70%が無症状 | 慢性肝炎・肝硬変・肝がん |
| HPV | 多くは無症状 | 子宮頸がん(特定の型) |
| 梅毒 | 第一期は見逃しやすい | 心臓・脳などへの深刻なダメージ |
6. 症状が出たときにすべき行動
症状が気になったとき、または心当たりがある行為があったときは、以下の順番で行動することをおすすめします。
Step 1:まず検査を受ける(症状の有無にかかわらず)
自覚症状がなくても、心当たりがある性行為から2週間〜1ヶ月後を目安に検査を受けましょう。検査方法は大きく3つあります。
- 病院・クリニックで受ける(最も確実)
- 保健所で無料検査を受ける(HIV・梅毒など一部対応)
- 郵送検査キットを使って自宅で検査する(プライバシーを守りやすい)
Step 2:パートナーにも検査を勧める
自分が感染していた場合、パートナーにも検査と治療が必要です。どちらか一方だけが治療しても、再感染(ピンポン感染)が起こります。
Step 3:陽性だった場合は医療機関で治療を受ける
クラミジア・淋病・梅毒など多くの性病は、適切な治療で完治します。放置すれば重症化・他者への感染リスクが高まります。早期発見・早期治療が最も重要です。
7. まとめ
- 性病は症状がなくても感染・感染させているケースが多い
- クラミジアは女性の約70%、男性の約50%が無症状
- 放置すると不妊・重篤な疾患へ進行するリスクがある
- 心当たりがある場合は、症状の有無に関わらず早めに検査を
- 治療が必要な場合はパートナーとともに受けることが重要
検査は怖いことではありません。早めに知ることが、自分とパートナーを守る最善の方法です。自宅で受けられる郵送検査キットを使えば、プライバシーを守りながら検査できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 症状がなければ性病ではないですか?
いいえ。クラミジアやHIVなど多くの性病は無症状のまま進行します。症状がないからといって感染していないとは言えません。
Q. コンドームを使えば性病は防げますか?
コンドームはクラミジア・淋病・HIVなどへの感染リスクを大きく下げますが、100%ではありません。ヘルペスや梅毒は皮膚接触でも感染するため、コンドームで防ぎきれないケースもあります。
Q. 性病の検査はどこで受けられますか?
病院(泌尿器科・婦人科・皮膚科など)、保健所(一部の性病を無料で検査)、郵送検査キット(自宅で匿名検査)の3つの選択肢があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Q. 性病は完治しますか?
クラミジア・淋病・梅毒・トリコモナスは適切な治療で完治します。ヘルペス・HIVは完治しませんが、薬でコントロールできます。いずれにせよ早期治療が重要です。
Q. 検査結果が出るまでどれくらいかかりますか?
病院では数日〜1週間程度が一般的です。郵送検査キットの場合、検体到着後1〜3日で結果が出るものが多くあります。
※本記事は医療アドバイスではありません。症状がある場合、または感染の可能性がある場合は、必ず医療機関を受診してください。記載している情報は公開時点のものです。最新の情報は各医療機関にお問い合わせください。
最終更新日:2025年4月